はじめに
ジブリ映画『君たちはどう生きるか』を観る前に、「予習しておこう」と手に取ったこの本。
しかし、結果は数ページで挫折……。
そのまま映画館へ足を運ぶことになりました。
映画を観た後もずっと気になっていたシーンがありました。
それは、劇中の主人公がこの本を夢中で読み、その後、別人のような決意の表情を見せたシーンです。
「あの子は一体、何にそんなに心動かされたのか?」
その正体を知りたくて、私は1ヶ月かけてリベンジ完読を果たしました。
なぜ、挫折したのか
私がこの名作を最後まで読み進められなかった理由は、大きく分けて2つあります。
言葉や時代の生活がイメージできない
今の当たり前とは違う物の名前や生活習慣が出てくるたびに、想像力が止まってしまい、話の流れが理解できませんでした。
「おじさんの説教」が苦手だった
主人公へ宛てた叔父さんのメッセージ。
内容は素晴らしいのですが、どうしても「長々と説教されている」と感じてしまい、拒否反応が出てしまいました。
大人だからできた!「完読のための2つの攻略法」
わからない言葉は、その場で「ググる」
これまでは「調べるのすら面倒」と放置していましたが、今回は「やるぞ!」と決めて調べました。
すると不思議なことに、言葉の意味がわかるだけで当時の空気感まで想像できるようになり、物語が立体的に動き出しました。
感情移入せず「客観的」に読む
以前は主人公の子ども目線で読んでいたため、叔父さんの話が「うるさい説教」に聞こえていました。
しかし、今回は「大人の視点」で客観的に読むことで、「なるほど、こういう教えだったのか」と冷静に受け止めることができました。
完読して気づいた「物語の面白さ」
一度イメージが湧き始めると、後半は驚くほどスムーズでした。
学校での人間関係で起こる事件。立場や生活の違いへの考え方。興味を引くことが多くあり、どんどんページをめくってしまいました。
この本は小学校高学年、中学生、高校生向けと言われますが、
正直、その頃の反抗期の私には無理だったと思います。
大人になった今だからこそ、主人公の生活や、叔父さんの想いに気付く事ができました。
おわりに
本を閉じた今、改めてジブリ映画を見返したいと思いました。
あの映画の主人公が、なぜあんな表情をしたのか。
その理由が少しだけわかった気がします。
投稿:娘

コメント